落ち込んでいる相手に励まし、なぐさめは不要

落ち込んでいる相手を無理に励ます必要はない

『最近、彼氏と別れて、、、そのことばかり考えて疲れちゃって。。。家のことも全然できてないし、仕事もやる気が出なくて。。。』

友人からこのような悩みを相談されたら、どのように答えるのが良いのでしょう?

落ち込んでいる相手を無理に励ます必要はない

多くの人は、相手の力になってあげたくて、あの手この手で励ましたり、なぐさめたりするのではないでしょうか。

『大丈夫、ゆっくり休めばすぐに元気になるよ』

『あなたなりによく頑張っていると思うよ』

など、いろいろな励まし、なぐさめの言葉があるでしょう。

けれども、このような励ましの言葉をいえばいうほど、相手は本音の気持ちを話すことができなくなってしまう場合があります。

なぜなら、このような相談をしてくる人の多くは、そこで励ましやなぐさめを求めているわけではないからです。

ただ自分の話を聞いてほしい、苦しい気持ちをわかってほしいと、それだけの思いで話に来ているのです。

このようなときに、励ましやアドバイスの言葉をかけると、逆にプレッシャーに感じてしまう場合もあるのです。

落ち込んでいる人に、なぐさめやアドバイスは不要

では、このようなとき、どのように接すればいいのでしょうか?

ここで大切なことは、相手が訴えているつらい気持ちに寄り添いながら「丁寧に相手の話を聞く」という姿勢です。

「傾聴」といわれる接し方です。

相手のことを無条件に受け入れて、相手の気持ちに寄り添いながら共感して話を聞くのです。

そこには、なぐさめの言葉やアドバイスは必要ありません。

ただ相手の気持ちや言葉に静かに耳を傾けるという、その姿勢だけでいいのです。

落ち込んでいる人から相談されたときには、この「傾聴」の姿勢を意識するとよいでしょう。

励まし、なぐさめ、アドバイスの言葉は不要であることを覚えておきましょう。