「あいづち」は相手の言葉をそのまま返す|会話のコツ②

あいづちは相手の言葉をそのまま返す

「あいづち」がうまい人は”聞き上手”といわれます。そのような人はみんなから信頼され、良い印象を持たれるでしょう。では、聞き上手な人の「うまいあいづち」とはどのようなものでしょうか?

「あいづち」は相手の言葉をそのまま返す

実は「最もシンプルなあいづち」が最も良いあいづちになるのです。それは「相手が話した言葉をそのまま返す」というあいづちの打ち方です。返す言葉は、相手の話した内容の中で「気持ちを表している言葉」を選びます。

例えば、

『最近、人間関係がうまくいかなくて。。。なんか疲れちゃったんだよね。。。』

という話をされたとしましょう。

この場合だと、

『うまくいかないんだね。。。』

『疲れちゃったんだね。。。』

などと、相手が話した内容の中から「気持ちを表している言葉」をそのまま返します。そうすることで、相手は話を聞いてもらっていると実感でき、聞き手に対して安心感と信頼を感じるようになります。ポイントは「相手の言葉をそのまま返す」ということです。

相手の言葉を言い換えない!

ここで、悪い例を挙げておきましょう。相手の言葉を「言い換え」てしまうと「悪いあいづち」になってしまうという例です。

(悪い例1)

話し手『最近、夜一人でいると、なんか寂しくなるんだよね。。。』

聞き手『孤独感があるんですね。。。』

(悪い例2)

話し手『もう自分は何をやってもうまくいかなくて嫌になるんです。。。』

聞き手『絶望的な気持ちになるんですね。。。』

このように、話し手の表現を「言い換え」てしまうと、話し手は安心して話をすることができなくなります。言葉を文字にしてみるとよくわかりますが、この2つの例の場合、どちらのあいづちの言葉も「より深刻な」表現に言い換えられています。このような聞き方をすると、相談者は話せば話すほど気分が沈んでしまうでしょう。

また、場合によっては、話し手の表現を「より軽い」言葉に言い換えてしまうこともあります。いずれの場合も、聞き手の返す言葉は話し手の気持ちとはズレているため、話し手は『わかってもらえている』という感じがしません。

ポイントは、話し手の気持ちを表している言葉を「言い換えず」に「そのまま返す」ということ。寂しいなら「寂しい」、嫌になるなら「嫌になる」と、そのままの表現を使うことで、相手は安心して話を続けることができるのです。「最もシンプルなあいづち」が最も良いあいづちになるということを覚えておくとよいでしょう。

(次ページ)「うなづき」はゆっくり、大きく、深く


「傾聴」について
良好な人間関係を築くために大切なこと

<会話のコツ①>
アドバイスをしたくなったら要注意!

<会話のコツ②>
「あいづち」は相手の言葉をそのまま返す

<会話のコツ③>
「うなづき」はゆっくり、大きく、深く

<会話のコツ④>
常に目を見て話すより、大事なときだけ目を合わせる

<会話のコツ⑤>
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<会話のコツ⑥>
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<会話のコツ⑦>
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<会話のコツ⑧>
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<会話のコツ⑨>
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<会話のコツ⑩>
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