アドバイスをしたくなったら要注意!|会話のコツ①

アドバイスをしたくなったら要注意!

相談を持ちかけられたときに聞き手が配慮することは、相談者が安心して話せるような雰囲気をつくることです。相談者が「安心できない」と感じてしまう原因のひとつに、聞き手の安易な”アドバイス”があります。

「アドバイス」は基本的に相手に安心を与えることができません。なぜなら、アドバイスというのは『あなたのここが問題だから、こう変えたら?』という、相手を否定するニュアンスが含まれるからです。

たとえその場に合った適切なアドバイスであったとしても、相手は自分を否定されたと感じたり、上から目線の偉そうな態度に感じてしまう場合があるのです。そのため、安易にアドバイスをする人に、相談者は安心して話をすることができないのです。

そのアドバイスは相手のためになっているか?

アドバイスをしたがる人は、アドバイスによって相談者の悩みが軽くなることを望んでいるというよりも、アドバイスをすることによって「自らの不安」を軽くしようとする傾向があります。

つまり、相談者の悩みに向き合い理解を深めていくのは聞き手にとっても楽ではない(ときには苦痛をともなう)ので、適当なアドバイスをすることでその話を早く終わらせ、自身の不安や苦痛を解消しようとするのです(このような意図は、聞き手自身も気が付いていないことがほとんどです)。

また、話を少し聞いただけでアドバイスをしたがる人は、話の一部分だけを切り取って、自分の経験や価値観にもとづいた「自分目線」の解釈でアドバイスをしているに過ぎません。そのため、往々にして相手の気持ちに添っていないアドバイスになってしまうのです。

また相談者ではなく、聞き手の方が一方的に話をしている場合も注意が必要です。聞き手が自身の考えや経験を語ることに酔っている場合があり、そのようなときは相談者は相手の話を聞くのを苦痛に感じているものです。

大切なことは、自分の考えを「押し付けない」こと

とはいえ、聞き手が意見を言ったりアドバイスをすることがすべてダメというわけではありません。「良いアドバイス」として相談者に受け入れられ、役に立つ場合もあります。

それは相談者自身の「心の準備」ができているときに、相談者が聞きたかった情報を「押し付けることなく」提示しているときです。そのようなときは、相談者は自身を否定されたと感じることなく、アドバイスや意見を有益な情報として聞き入れることができます。大切なことは、相談者にアドバイスを受け入れる準備ができているかを見定め、自分の考えや意見を押し付けにならないように相手に伝えることです。

(次ページ)「あいづち」は相手の言葉をそのまま返す


「傾聴」について
良好な人間関係を築くために大切なこと

<会話のコツ①>
アドバイスをしたくなったら要注意!

<会話のコツ②>
「あいづち」は相手の言葉をそのまま返す

<会話のコツ③>
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<会話のコツ④>
常に目を見て話すより、大事なときだけ目を合わせる

<会話のコツ⑤>
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<会話のコツ⑥>
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<会話のコツ⑦>
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<会話のコツ⑧>
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<会話のコツ⑨>
相談を受けたら「聞き役」に徹する。余計な口をはさまない!

<会話のコツ⑩>
会話がスムーズに進む技法「リフレクション」