「うなづき」はゆっくり、大きく、深く|会話のコツ③

うなづきはゆっくり、大きく、深く

うなづきは「大きく、深く」

話を聞く際のあいづちは「言葉」だけではありません。ほかにも相手に安心感を与え、話しやすい雰囲気をつくるためのあいづちの方法があります。そのひとつが「うなづき」です。

うなづくときのポイントは、相手の話に合わせて「大きく、深く」頭を動かしながら、しっかりとうなづくことです。うなづきは相手に対して『私はあなたの話をきちんと聞いていますよ』という意思を目に見える形で伝える重要なサインになります。

話し手は、聞き手のうなづきや表情を「きちんと話を聞いてくれているか」のサインとして、無意識のうちに確認しながら話をしています。したがって、聞き手のサインが明確だと、話し手も安心して、気持ち良く話を続けることができるのです。

うなづきは「ゆっくり」としたリズムで

うなづきは相手の話のペースにあわせて行うことが大切です。相手の話すリズムより「少しゆっくり」としたリズムでうなづき、『そうですか』『そうなんですね』といった相手の話の邪魔にならないシンプルなあいづちの言葉をかけるとよいでしょう。

そのとき、相手よりも少しだけ声のトーンを落とした低めの声で話すというのが基本です。相手よりも「少しゆっくり」「少し低い声で」あいづちをうつことで、相手は落ち着いた気持ちで話をすることができます。

「ゆっくり」としたあいづちで相手は安心する

早すぎるうなづき、あいづちは良くありません。相手にとっては「早く続きを話して」とせかされているような気持ちになったり、自分の話している内容と聞き手の反応がズレている気がして『自分は何かおかしなこと言っているのかな?』と不安に感じてしまうことがあるからです。

とくに初対面の相手や深刻な悩みの相談の場合は、少しオーバーなくらいゆっくりと、そしてより大きく、深くうなづくとよいでしょう。初対面の場合は、当然ながら話し手は聞き手のことをよく知らないので、話をしながら聞き手の表情や態度を気にしています。なので、いつもよりも少しオーバーなうなづきやあいづちをすることで、きちんと話を聞いているということがわかりやすくなり、相手の不安な気持ちを和らげることができるのです。

あいづちのポイントは「ゆっくり、大きく、深く」。それを意識して話を聞けば、相手は受容的な雰囲気を感じて、安心して胸の内を話してくれるはずです。

(次ページ)常に目を見て話すより、大事なときだけ目を合わせる


「傾聴」について
良好な人間関係を築くために大切なこと

<会話のコツ①>
アドバイスをしたくなったら要注意!

<会話のコツ②>
「あいづち」は相手の言葉をそのまま返す

<会話のコツ③>
「うなづき」はゆっくり、大きく、深く

<会話のコツ④>
常に目を見て話すより、大事なときだけ目を合わせる

<会話のコツ⑤>
落ち込んでいる相手を無理に励ます必要はない

<会話のコツ⑥>
相手が良い報告をしてきたら、一緒に喜んであげよう!

<会話のコツ⑦>
相手に「問題」を指摘するときの伝え方

<会話のコツ⑧>
「あなたが悪い」は禁句。善悪の判断をしてはいけない!

<会話のコツ⑨>
相談を受けたら「聞き役」に徹する。余計な口をはさまない!

<会話のコツ⑩>
会話がスムーズに進む技法「リフレクション」