当オフィスでは、主に18歳以上の方を対象にカウンセリングを行っています。
心療内科/精神科に通院中の方への専門的な心理療法も行っています。
カウンセリングについて
カウンセリングは、カウンセラーとの話し合いを通して、自分自身を見つめ直していく心のアプローチです。
来談者は、カウンセラーの助けを借りながら自分自身を振り返り、問題の背景にある考え方のクセや対人関係のパターンについて考えていきます。
カウンセリングではどんなお話をするの?
来談者は、カウンセラーとの信頼関係を育みながら、様々なテーマについてお話をしていきます。
カウンセリングの中でお話する内容はどのようなことでもかまいません。
現在の人間関係や仕事のこと、生い立ちや家族のこと、ずっと心に引っかかっていること、嬉しかったこと、悲しかったこと、腹が立ったことなど。
もちろん、カウンセラーに質問をしてもかまいません。
頭に浮かんだこと、話したいと思ったことを、どうぞ自由にお話しください。
カウンセリングでどのような変化が起こりますか?
カウンセラーとの対話を重ねることで、自然な感情や感覚が少しずつ戻ってきます。
今まで分からなかった自分の気持ちに気づくようになります。
自身の素直な気持ちに触れることで、自分自身への理解が深まり、自然な形で「自己受容」の気持ちが生まれます。
自己受容の気持ちとは、自分の考え方や感情がどのようなものであっても、それらを否定せずに受け入れられる気持ちをいいます。
自分で自分を否定しなくなると、他の人からどう思われるかが気にならなくなります。
他の人の目が気にならなくなると、いつでも自然な自分でいられるようになり、心が安定します。
他の人に適切な配慮をしつつ、自分の気持ちを大切にしながら生きられるようになります。
そのような変化によって、悩みや症状が解消されていきます。
初回相談について
初回相談では、まずはお困りのことについてお話を伺います。
現在の状況、これまでの経緯、困っている症状などを詳しくお伺いし、カウンセリングの方法についてお伝えします。
専門的な意見やアドバイスを聞きたいといった、一度だけの心理相談もお受けしています。
ご不明な点がございましたら、ご遠慮なくカウンセラーにお尋ねください。
料金
■ 初回相談 : 8,000円/60~70分
■ カウンセリング(2回目以降)
8,000円/50分
(すべて税込。上記以外の費用は一切かかりません)
カウンセリング全体の流れ
お申込みから終結までのカウンセリング全体の流れを簡単にご説明します。
STEP.1 ご予約・お申込み
〈予約ページ〉よりお申込みください。
24時間いつでも簡単にご予約いただけます。
STEP.2 ご予約当日・ご来室
当日は、ご予約時間の5分前~定刻頃にお越しください。
*当オフィスには待合室がございません。
ご不便をおかけしますが、ご来室の際は時間の調整をお願いします。
STEP.3 初回相談
最初に簡単な申込書にご記入いただき、お困りごとについてお話を伺います。
余裕をもって時間をお取りしていますので、焦らず、ゆっくりとお話をして頂けます。
カウンセリングの継続を希望される場合は、ご遠慮なくお申し出ください。
STEP.4 カウンセリングの開始
ご相談内容に合わせて、最適なカウンセリングを行います。
体調のバランスが崩れている方は、生活習慣の改善を優先する場合があります。
生活リズムが整い、十分な睡眠がとれるようになると、体調が安定し、カウンセリングにも集中できるようになります。
回復のペースは人それぞれですので、カウンセラーと一緒に、焦らずに取り組んでいきましょう。
STEP.5 心の回復に向けて
心の問題は、家庭や職場などの生活環境、考え方や価値観、人間関係、過去の経験など、さまざまな要因が重なって起こります。
これらの背景と向き合っていくことで、心に変化が生まれ、より安定した心の状態に向かいます。
STEP.6 終結に向けて
自分の力で何とかやっていけそうだという自信がついてくると、カウンセリングは終結に向かいます。
将来への不安があれば、ご遠慮なくカウンセラーにお伝えください。
カウンセラーが最後までしっかりとサポートいたします。
当オフィスの心理療法について
当オフィスでは、ご相談内容やご希望に応じて、さまざまな心理療法を取り入れてカウンセリングを行います。
当オフィスでは、主に次の4つの心理療法を行っています。
- パーソンセンタードアプローチ(PCA)
- 精神分析的心理療法
- 認知療法/認知行動療法 (CBT)
- マインドフルネス心理療法 (MBCT)
それぞれについて簡単にご説明します。
パーソンセンタード アプローチ(PCA)とは?
自由で主体的な表現を通して「自己受容」を促す心理技法。
感情や感覚を大切にし、自らの素直な思いを言葉にしていくことで、自他への寛容な心が育まれます。
「人間性中心療法」や「来談者中心療法」といった名称でも呼ばれます。
この療法では、カウンセラーとの自由な対話を通してさまざまな気づきを得ることで、悩みや症状の改善を目指します。
精神分析的心理療法とは?
フロイトが創始した「精神分析」を応用した心理療法。
心の中にある「無意識」を見つめ、その領域にある自分の考えや感情を意識化していくプロセスを通して自己理解を深めていきます。
頭に浮かんだことを自由に話をしていく「自由連想」という方法を用います。
自分の心と向き合い、無意識への洞察が深まるにつれて、対人関係の問題や心身の症状が解消されていきます。
認知療法/認知行動療法とは?
表面化している問題に焦点を当て、そこに働きかける「問題解決型」の心理技法。
行動面に重点を置き、さまざまな経験を通して、自らの考え方や思い込みに気づいていくことを目指します。
思い込みに気づき、それをより現実的で適応的な考え方に変えていくことで、物事の見え方や感じ方が自然に変わります。
そのような変化によって、生活の中でのストレスが軽減し、人間関係や仕事にうまく対処できるようになります。
マインドフルネス心理療法とは?
「マインドフルネス」とは、心が「今」に集中している状態を表す言葉です。
私たちは今この瞬間を生きているように見えても、実は多くの時間を過去や未来のことを考え、頭の中で「意識がさまよっている」状態になっています。
特に過去の後悔や将来の不安など、ネガティブなことを考えれば考えるほど、それらの思考や感情に強くとらわれ、頭の中でさまよう時間は長くなってしまいます。
この療法の目的は、自らの思考の中で不安を作り出し「自分で自分を苦しめている」ことに気づいていくことです。
自分の思考や感情に気づいていくことで不安が和らぎ、「今ここ」に生きられるようになります。