カウンセリングについて

当オフィスのカウンセリングは「パーソンセンタード アプローチ」という心理療法を中心とした「統合的心理療法」という方法をもとに行っています。

「統合的心理療法」とは?

「統合的心理療法」とは、複数の心理学理論・技法を組み合わせた心理療法をいいます。

この方法では、来談者の性格や特性、相談内容などに合わせて心理技法を選択できるため、より柔軟で効果的なカウンセリングが可能になります。

当オフィスの「統合的心理療法」は、以下の4つの心理療法を組み合わせたものです。

  1. 「パーソンセンタード アプローチ」
  2. 「認知療法/認知行動療法」
  3. 「精神分析的心理療法」
  4. 「マインドフルネス心理療法」

この中で「パーソンセンタード アプローチ」を心理療法の中心としています。

(各療法については、ページ下で簡単に解説しています。)

カウンセリングでは何をするの?

カウンセリングでは、何か特別なことをするわけではありません。最近あったできごとや気になっていることなど、来談者はカウンセラーとごく自然な対話をしていきます。

来談者だけが一方的に話すということはありません。カウンセラーも思ったこと、感じたことなどを自由にお話しをします。

また、カウンセリングの流れに合わせて、来談者に役立つと思われる心理学の知識や技法(テクニック)をお伝えすることもあります。

カウンセリングではどのような話をするの?

カウンセリングの中で話す内容については、特に決まりはありません。

ほとんどの方は、何を話すかカウンセリングの前に考えてきています。紙やスマホに書いてまとめている方もいらっしゃいます。

最近あったできごとや最近の調子(調子が良い/悪い)などについてお話を始め、そこからは自由連想的に(話があちこち飛びながら)思いつくままにお話しをされます。

話の内容は、今のこと、昔のこと、人間関係、仕事のこと、うれしかったこと、悲しかったこと、腹が立ったこと、不安に思っていることなど、どのようなことでもかまいません。

カウンセリングが進むと、どのような変化が起こるの?

カウンセラーと一緒にさまざまなことを話し合い、考えていく中で、自分自身の内にさまざまな思いがあることに気づいていきます。

今まで気づかなかった自分の気持ちを発見して驚くこともありますし、今まで忘れていた大切なできごとを思い出して泣きたくなることもあります。

カウンセリングが進み、自分自身への理解が深まるにつれて、不安、緊張、イライラといった感情反応が小さくなります。

さまざまな場面で反射的に出ていた苦痛な感情が出なくなることで、人間関係や仕事が楽になり、穏やかな気持ちで毎日を過ごせるようになります。

(このような変化は自然に起こるもので、感情を意図的に「コントロール」するわけではありません。)

このような流れで心の悩みや症状が消失していきます。

ご相談内容について

当オフィスでは、主に18歳以上の方を対象にカウンセリングを行っています。

よくあるご相談内容

  • 人間関係/仕事でストレスを感じている
  • うつ病/強迫/パニック で悩んでいる
  • トラウマ/依存症/恐怖症 を抱えている
  • 自分の気持ちや人の気持ちが分からない
  • 発達障害/HSP/AC かもしれない
  • 自分のことを好きになれない
  • 消えてなくなりたい/死んでしまいたい

カウンセリング対応可能な心の病気・症状

うつ病適応障害双極性障害
パニック障害対人恐怖不眠症
発達障害心身症自律神経失調症
強迫性障害統合失調症依存症
HSP恐怖症トラウマ
心の病気・症状の一般的な治療方法/カウンセリング方法

カウンセリング料金

  • 初回相談:10,000円/60分
  • 2回目以降:8,000円/50分

*税込み表記。
*キャンセル料、延長料金はかかりません。
*上記以外の費用は一切かかりません。

初回相談について

初回相談では、現在の状況やこれまでの経緯について詳しくお話しをうかがいます。時間は余裕をもってお取りしていますので、ゆっくりとお話しをしていただけます。

ご相談内容について詳しくお聞きし、悩みの改善に向けた取り組みやカウンセリングについてご説明します。

分からないことがありましたら、ご遠慮なくカウンセラーにおたずねください。

ご予約~カウンセリング開始までの流れ

STEP1.ご予約

ご希望の日時を、お問い合わせフォームにてお知らせください。

ご相談内容の説明は不要ですので、お気軽にお問い合わせください。

STEP2.初回相談

ご予約の当日は、予約時間の5分前~ちょうど頃にお越しください。

(当オフィスは待合室がございません。ご不便をおかけしますが、ご来室の際は時間の調整をお願いいたします。)

最初に簡単な申込書に記入していただき、相談内容についてお話をうかがいます。

面談終了後、カウンセリング料のお支払いをお願いします。

STEP3.ご依頼

引き続きカウンセリングを希望される場合は、面談中もしくは面談終了後にお申し出ください。

以後のカウンセリングの日程を決めます。

STEP4.カウンセリングの開始

2回目以降のカウンセリングでは、初回相談で話しきれなかったテーマについて話し合っていきます。

4つの心理療法について

先にお話ししたとおり、当オフィスで行う「統合的心理療法」は、以下の4つの心理療法を組み合わせています。

  1. 「パーソンセンタード アプローチ」
  2. 「認知療法/認知行動療法」
  3. 「精神分析的心理療法」
  4. 「マインドフルネス心理療法」

ここでは、それぞれの心理療法について簡単に説明しましょう。

「パーソンセンタード アプローチ」

自由で主体的な表現をとおして「自己受容」をうながす心理技法。

感情、感覚を大切にし、みずからの素直な思いを言葉にしていくことで、自他への寛容なこころが育まれます。

「人間性中心療法」「来談者中心療法」といった名称でもよばれます。

来談者は話したいと思うことを自由にお話しをし、カウンセラーとの自然な対話のなかで、さまざまな気づきを得ることで悩みや症状の改善を目指します。

<心のコラム>
「パーソンセンタード・アプローチ」とは?

「認知療法/認知行動療法」

表面化している問題に焦点をあて、そこにはたらきかける「問題解決型」の心理技法。

行動面を重視し、さまざまな経験をとおして、みずからの「考え方」や「思い込み」に気づいていくことを目指します。

思い込みに気づき、それをより現実的で適応的な考え方に変えることで、物事の見え方、感じ方が自然に変わります。

そのような変化によって生活のなかでのストレスが少なくなり、人間関係や仕事にうまく適応できるようになります。

<心のコラム>
「認知行動療法のメリットとデメリット」

「マインドフルネス心理療法」

『マインドフルネス』とは、心が「今」に集中している状態をあらわす言葉です。

私たちは、今この瞬間を生きているように見えても、実はおおくの時間を過去や未来のことを考え「頭の中でさまよっている」状態になっています。

とくに過去の失敗、将来の不安など、否定的なことを考えれば考えるほど「頭の中でさまよう」時間は長くなってしまいます。

みずからの思考のなかで不安を作り出し、自分で自分を苦しくしているのに気づいていくことが「マインドフルネス」の目的です。

カウンセリングの流れにあわせて、マインドフルネスの考え方やエッセンスについてお伝えしています。