「うなずき」は、ゆっくり大きく深く

うなづきはゆっくり、大きく、深く

うなずきは「大きく深く」

話を聞く際の「あいづち」は「言葉」だけではありません。

相手に安心感を与え、話しやすい雰囲気をつくるためのあいづちのひとつに「うなずき(頷き)」があります。

うなずくときのポイントは、相手の話に合わせて「大きく、深く」頭を上下に動かしながら、しっかりとうなずくことです。

うなずきは、相手に対して『私はあなたの話をきちんと聞いていますよ』ということを、目に見える形で伝える重要なサインになります。

話し手は、聞き手が「きちんと話を聞いてくれているか」表情やうなずきを無意識のうちに見て、確認しながら話をしています。

そのため、聞き手のサイン(表情やうなずき)が明確で分かりやすいと、話し手も安心して、気持ち良く話を続けることができるのです。

うなずきは「ゆっくり」としたリズムで

うなずきは、相手の話のペースにあわせて行うことが大切です。

相手の話すテンポより「ゆっくり」としたリズムでうなずき、『そうですか』『そうなんですね』といった相手の話の邪魔にならないシンプルなあいづちの言葉をかけるとよいでしょう。

そのとき、相手よりも少しだけ声のトーンを落として、静かな声で話すというのが基本です。

相手よりも「ゆっくりしたリズム」で「声のトーンを落として」あいづちを打つと、相手は落ち着いた気持ちで話をすることができます。

「ゆっくり」としたあいづちで、相手は安心する

早すぎるうなずき、あいづちは良くありません。

相手にとっては「早く話して」とせかされているような気持ちになったり、自分の話している内容と聞き手の反応がズレている気がして『自分の話をちゃんと分かってくれているのかな?』と不安に感じてしまうことがあるからです。

とくに初対面の相手や深刻な悩みの相談の場合は、少しオーバーなくらいゆっくりと、そしてより大きく、深くうなずくとよいでしょう。

初対面の場合は、当然ながら話し手は聞き手のことをよく知らないので、聞き手の表情やしぐさを気にしながら話をしています。

なので、いつもよりも少しオーバーなくらい「ゆっくり、大きく、深く」うなずいたり、あいづちを打つことで、「あなたの話をしっかり聞いていますよ、ちゃんと理解していますよ」というメッセージが伝わり、相手の不安な気持ちを和らげることができるのです。

要点のまとめ

うなずいて、あいづちを打つときのポイントは「ゆっくり、大きく、深く」。

それを意識して話を聞けば、相手はきちんと話を聞いてくれていると感じて、安心して胸の内を話してくれるはずです。