当オフィスでは、問題解決にフォーカスした「短期カウンセリング」を行っています。
短期カウンセリングとは?
「短期カウンセリング」は、問題解決指向のカウンセリングです。解決したい悩みにテーマをしぼって話し合い、心理学の理論や技法を学びながら、生活の中で様々な取り組みをしていきます。
短期カウンセリングでは、体験/経験を重視し、自己観察(セルフモニタリング)を通して悩みや症状の改善を目指します。
通常は、90~100分の面談を5回行い、一か月程度で終結となります。終結後、必要に応じてアフターフォローを行います。
主に用いる心理療法について
「短期カウンセリング」は「統合的心理療法」という方法によりカウンセリングを行います。
「統合的心理療法」とは?
「統合的心理療法」とは、複数の心理学理論/技法を組み合わせた心理療法をいいます。
この心理療法では、相談される方の性格や特性、目的に合わせて心理技法を選択できるため、より柔軟で効果的なカウンセリングが可能になります。
主に以下の心理療法を組み合わせてカウンセリングを行います。
- 認知療法/認知行動療法(CBT)
- 精神分析的心理療法
- マインドフルネス心理療法(MBCT)
*ページ下で簡単に解説しています。
短期カウンセリングの適用について
「短期カウンセリング」は、悩みの種類、悩みの深さ、個人の性格などによって向き不向きがあります。
一般的には、短期カウンセリングは、次のような方に向いています。
<このような方に向いています>
・悩みをできるだけ早く解決したい方
・好奇心が高めの方、学ぶことを好む方
・考えるより行動するタイプの方
・遠方にお住まいで継続して通うことが難しい方
短期カウンセリングについて、ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
参考|心理療法について
認知療法/認知行動療法(CBT)とは?
表面化している問題に焦点を当て、そこに働きかける「問題解決型」の心理技法。
行動面を重視し、様々な経験を通して、自らの「考え方」や「思い込み」に気づいていくことを目指します。
思い込みに気づき、それをより現実的で適応的な考え方に変えることで、物事の見え方、感じ方が自然に変わります。
そのような変化によって、生活の中でのストレスが小さくなり、人間関係や仕事にうまく適応できるようになります。
<心のコラム>
「認知行動療法のメリットとデメリット」
マインドフルネス心理療法(MBCT)とは?
『マインドフルネス』とは、心が「今」に集中している状態を表す言葉です。
私たちは、今この瞬間を生きているように見えても、実は多くの時間を過去や未来のことを考え、頭の中で「さまよっている」状態になっています。
特に過去の挫折、将来の不安など、否定的なことを考えれば考えるほど、それらの思考に強く囚われ、頭の中でさまよう時間は長くなってしまいます。
自らの思考の中で不安を作り出し「自分で自分を苦しめている」ことに気づくことがマインドフルネスの目的です。
カウンセリングの流れに合わせて、マインドフルネスの考え方やエッセンスについてお伝えしています。