自殺の予防について|うつ病の人のサポート

自殺予防について

うつ病の人の多くは”死”について考えます(実際には「死にたい」というより「消えてなくなりたい」という感覚に近い)。

しかし家族が心配しすぎると、かえって本人の負担になることがあります。無理に話しかけようとせず、少し離れたところから見守るような関わり方が理想です。 

自殺の兆候やきっかけはさまざまですが、次のようなことが起こったときは注意が必要です。

注意すべき自殺の兆候、きっかけ

・ ささいなことで激怒しトラブルを起こす

・ 失踪し連絡がつかなくなる

・ 仕事をクビになる

・ お酒をあびるように飲むようになる

・ 通院しなくなる

・ 重い体の病気にかかる

・ 自殺をほのめかすことを言う

家族は、万が一の衝動的な行動に備えて、自殺につながる物を室内の目につくところに置かないように注意を払いましょう。

自殺につながる物・状況を遠ざける

・ 刃物、ひも、ロープは見えないところに片付けておく

・ 無意識にベランダに出てしまわないように、常に鍵をかけておく

・ 薬は家族が管理し、毎日一日分を渡すようにする

本人が自殺を考えている様子であれば、家族のほうから思い切って自殺のことを話題にするとよいでしょう。

本人はつらくて助けてほしいと思っているので、家族が真剣に問いかければ、本人も本心を打ち明けてくれるはずです。家族は、自殺のことを話題にすると自殺の引き金になってしまうのではと考えてしまいますが、真剣に正直に話をすればそのような心配はありません。

家族はあわてず、否定せず、自分の意見を押し付けず、じっくりと話を聞き「死にたいくらいのつらさ」に理解を示しましょう。そして『死なないでほしい』『あなたが死んだら悲しい』と正直に気持ちを伝えてください。そのうえで『絶対に自殺をしない』と約束をしてもらいます。

「死にたい」と言われたときの対処法

『死にたい』と言われたときの対処法

・ ゆっくりと話を聞く(叱らない、否定しない、冗談あつかいしない)

・ 気持ちをただ受け止める(意見を述べたり、指示をしない)

・ 死にたくなるのはうつ病の症状だと伝える(治療をすれば治ると伝える)

自殺が心配なとき、無料で相談できる窓口があります。「いのちの電話」「ライフリンク」では、本人だけでなく、家族も相談にのってもらえます。地域によって電話番号が異なりますので、いざというときのために連絡先を確認しておくとよいでしょう。

いのちの電話
ひとりで悩んでいる人たちのための電話相談を行っています。研修を受けたボランティアが相談にあたります。全国50カ所の電話センターが相談を受け付けています。

ライフリンク いのちのつながり
生きる支援の総合検索サイト。