78.「問題は私にある」と考える

ジェイムズ・ベラスコの自己啓発書「バッファローの戦い(Fight of the Buffalo)」にこんな一節がある。

「ほとんどの場合、問題は私自身だ。どんなに大きな障害や成功も、私の考え方、私のビジョン、私の期待で決まっている。」

問題の原因は自分以外にあると思えば、創造的なアイデアも浮かばない。

そもそも、自分は問題の犠牲者だと考えたとたん、あなたは問題を解決する力を失ってしまうだろう。

しかし「私に問題がある」と宣言すれば、自分の中から大きな力がわいてくる。

自分が問題だとすれば、自分が解決策になることもできるからだ。

実は、この思考法は、刑事が事件の推理をする方法と似ている。

「もしこれが1件の殺人事件ではなく、2件の殺人事件だとしたら?」という前提で、事件を見直す。

こう考えると、新しい可能性を探ることができるからだ。

実際に2件の殺人事件があったことを証明する必要はない。ただそうだと仮定して考えるだけだ。

あなたが「私に問題がある」と考えるときも、それと同じ。本当にそれを証明する必要はない。

これは1つの思考テクニックだ。

ナサニエル・ブランデンは、こう言っている。

「自分には生きる能力がある。幸せになる資格がある。そう感じるためには、自分をコントロールしている感覚が必要だ。そのためには、自分の行動と目標達成に責任を持つ必要がある。」

若いころの私は、いつも人のせいにばかりしていた。

お金が足りないのは誰かのせいで、自分の性格的な弱点まで誰かのせいだった。

「そんなこと誰も教えてくれなかった!」というのが、私のお気に入りの文句だった。

しかし、私は根本的な真実から目を背けていた。

「問題は私自身」だったのだ。

私がその真実から必死で逃げていたのは、その真実の中にいいニュースが隠されていることを知らなかったからだ。

自分が問題なのは恥ずかしいことであり、ネガティブな面しかないと思っていた。

問題が自分以外にあると思っていると、幸せは自分以外の要因に左右される。

しかし問題に対して責任を持てば、問題を解決する新しい力が手に入る。

その真実に気づけば、あなたはずっと自由になれるのだ。