72. 心配を行動に変えてみる

私には、心配を行動に変えるシステムがある。紹介しよう。

① 気になる心配事を5つ書きだしてリスト化する
② 心配事1つにつき5分、具体的な行動をする

以上だ。

このシステムでは、行動にかける時間は全部で25分だけと決めている。

これなら時間がないときでも、集中して取り組める。やることの多さに圧倒されることもない。

たとえば、1つ目の心配事は、セミナーで使うテキストの締切が近づいていることだ。

私は5分かけてテキストを書く。5分で書けるのはせいぜい2ページだが、とにかく途中まで書いたことで気分は軽くなる。

2つ目の心配事は、「契約についてのクライアントとのミーティング」だ。

そこで私は、クライアントのオフィスに電話をかけ、ミーティングの日取りを決め、手帳に書きこんだ。これもまた気分がよくなった。

3つ目の心配事は、「返事を出さなければならない手紙の山」だ。

私は5分間で手紙を整理し、返事が必要なものをフォルダにまとめた。この作業にも達成感があった。

4つ目の心配事は出張の手配だ。旅行代理店に電話をかけ、提案書をファックスしてくれるようにメッセージを残した。この作業には5分もかからなかった。

最後は、息子の学校の心配だ。

私は便せんを取りだすと、先生に短い手紙を書いた。息子を心配していること、先生の努力には感謝していること、なるべく早く三者面談を行いたいことを書いた。

5つの行動、全部で25分だ。

私を悩ませていた5つの心配事は、もう心配事ではなくなった。

一度動き始めれば、あとは都合のいいときに完成させればいいと思える。

あなたも、もし心配事があるのなら、何か具体的に行動してみよう。

どんな心配事であっても、ただ心配するのではなく、すべて行動で対応しよう。

行動は、短時間で簡単な行動でいい。そんな小さな行動を取るたびに、恐怖が消えていくはずだ。

恐怖と行動は共存できない。行動があるところに、恐怖は存在しないのだ。

今度何か心配事が持ち上がったら、「今すぐにできる小さな行動はなんだろう」と自分にたずねてみよう。

そして、それを実行する。

ここで気をつけるのは、「心配事を一気に解決する方法は?」などという質問はしないこと。

こういう考え方では、かえって身体が動かなくなってしまう。

心配事には行動で対処すると、人生の他の面でもプラスになる。

人生から恐怖と不安がなくなり、理想の人生を創造する作業に専念できるからだ。

そう、とにかく行動だ。