58. 自分自身の内面を旅する

たいていの人は、他人の反応で、自分という人間を判断する。

つまり、セルフイメージは、他人の目を頼りに決められることになる。

誰かからほめられると、「え、本当にそう思う?」などと言い、相手の答えに説得力があると判断すると、ほめ言葉に合わせてセルフイメージはアップグレードされる。

たしかに、他人からフィードバックがもらえるのはすばらしいことだ。特にポジティブなフィードバックは、自信につながる。

どんな人でも、前向きに生きていくためには、ほめ言葉が必要だ。

しかし、他人の言葉だけを頼りにセルフイメージをつくっていると、自分の可能性のほんのわずかしか発揮できない恐れがある。

他人に見えるのは、表に出ている部分だけ。内に秘めた才能まで見える人などいない。見えないものは、適切に評価されることもない。

ときには、自分自身の内面を旅しよう。

自分の内面の奥深くまで旅をして、眠った可能性を見つける。

その可能性が、本当のあなた自身だ。

作家のジェームズ・A・ミッチェナーは言った。

「人間は内面への旅を通して、自分自身を発見する。もしこの旅に失敗したら、他に何を見つけても意味はない。」

他人からのほめ言葉はたしかにうれしいが、人生のちょっとしたスパイスにすぎない。

人生の主食は、自分で準備しなければならない。自分自身を発見するのに、自分の外側を探してもしかたがない。内面を見つめ、理想の自分を創造するのだ。