13. 「ニュース断食」をする

「ニュース断食」

私がこの言葉を初めて知ったのは、自然の大家アンドルー・ワイル博士の本を読んだときだ。

博士がニュース断食を勧めるのは、ニュースを見なければ、心身ともにされる効果が高まるからだ。

博士に言わせると、ニュースを見ることは健康問題に関わることなのだ。私がニュースを勧める理由は、ニュースは人生へのモチベーションを下げることが多いからだ。

試しに、あらゆるニュースを見なければ、人生に対して前向きになり、エネルギーが高まるのを感じられるはずだ。ニュース断食を勧めると「でも、情報は必要でしょう?」と反論がくる。「世の中の動きを知らないと、社会人失格です。ニュースは知っておくべきだと思います」

私はその反論に、ある衝撃の真実で答えることにしている。

それは、「ニュースはもはやニュースではない」という真実だ。

今やニュースでいちばん重視されるのは、視聴者にショックを与えることだ。私たちは毎日のように人が苦しむ姿を見せられている。詐欺事件や、無慈悲に人々を搾取する大企業の話も聞かされる。政治のニュースでは、醜い党派間の争いを見せられる。

視聴者が感情のジェットコースターに乗りこんで、激しく怒り、悲しみ、大笑いするなら、そのニュース番組は成功したことになる。

今日からニュース断食を実践してみよう。まずは1週間に1日、そして慣れてきたら、徐々に日にちを増やしていく。

その間、ニュース番組を見るときには、それが自分の精神に与える影響を意識しながら見ること。

ニュース番組を無批判に受け入れて、世界は不正と悲劇でいっぱいの場所だと思いこんではいけない。

ニュースは墜落した飛行機のことは伝えるが、無事に着陸した飛行機については一言も伝えない。本当の世界は、ニュース番組が伝えるような姿ではない。

もちろん、すべての報道やニュース番組が悪いわけではない。感情を刺激するためではなく、思考を刺激するために活用できるものも、実はたくさんある。

情報源は慎重に選択するべきだ。私のお勧めは週刊誌や月刊誌、書籍などの出版物、もしくはウェブマガジンから冷静で偏向のない、質の高いものを選ぶことだ。