カウンセリング・心理療法


カウンセリング・心理療法

心の病、心の不調は人に分かってもらえず、とても苦しくつらいものです。けれども、それは私たちが忘れてしまった大切なことを思い出すための機会を与えてくれます。それを思い出していく過程こそ、心の成長といえるでしょう。

カウンセリングは、カウンセラーとの安全な関係に守られながら、自由に自分自身のことを話していく中で、心の奥深くを見つめていく心の作業です。来談者は、生い立ちや家族のこと、仕事のこと、現在の人間関係などを振り返り、カウンセラーの助けを借りながら自分自身のことを考えていきます。

カウンセリングが進み、自己理解が深まるにつれて、自然と否定的な考えや感情にとらわれることが少なくなります。気持ちが安定することで、仕事や人間関係が楽になり、穏やかに日々の生活を送れるようになります。

初回相談では、お困りのこと、お悩みのことについてお話をうかがい、カウンセリングについてご説明いたします。
一度だけの心理相談やご家族の方からのご相談もお受けしています。



■ 初回相談:60~70分 8,000円

入会金や時間延長による追加料金等はありません。


■ 継続カウンセリング:50分 8,000円



当オフィスでは、パーソンセンタード・アプローチ(PCA/人間性中心療法)をベースとしたカウンセリングを行っています。相談内容や目的に応じて、認知行動療法、マインドフルネス、バイオフィードバックなどを取り入れて行います。



パーソンセンタード・アプローチ

パーソンセンタード・アプローチ( PCA /人間性中心療法 )

パーソンセンタード・アプローチ:人間の可能性を信頼する心理療法

アメリカの臨床心理学者 カール・ロジャース(Rogers,C.R. 1902-1987)の提唱した「パーソンセンタード・アプローチ/人間性中心療法(Person-centered Approach/Therapy)」は、人の持つ「実現傾向(actualizing tendency)*1」への信頼が根底にあり、その技法の最大の特徴は「非指示的(non-directive)*2」であることです。


*1 実現傾向(actualizing tendency):「人間には生来の傾向として『適応・回復・成長』へと向かう性質がある」とする人間哲学。来談者が潜在的に持っている回復力・成長力を信頼するというカウンセラーの基本姿勢に通じます。

*2 非指示的(non-directive):パーソンセンタード・アプローチでは、カウンセラーは来談者にある特定の行動や考え方をするように助言や指導といった指示的な態度は基本的に取りません。カウンセラーと来談者がありのままのひとりの人間としてお互いに向き合い、対話を重ねることによって、総合的・人間的な変容を自然な流れの中で実現していくことを目指します。


パーソンセンタード・アプローチでは、カウンセリングの場での主導権、話題の選択権は常に来談者の側にあり、来談者は話したいと思うことを自由に話していきます。カウンセラーは、来談者の話すどのような内容も受容的、共感的に傾聴し、自らの経験や価値観から助言することを最小限に留めます。

人間の潜在能力である「実現傾向」を深く信頼するこのアプローチでは、心理学の知識や技法によって意図的に来談者の考え方や価値観を変化させるのではなく、来談者自身が自らの行動や考え方を洞察し、自らの力で変容していくのを待とうとします。


ロジャースのカウンセリング理論:カウンセラーの基本的態度と積極的傾聴

ロジャースは自身の臨床経験を通して、カウンセリングの場で最も重要なことは「カウンセラーの態度・在り方(counselor attitudes)」であると考えるようになりました。そして、カウンセラーが備えるべき基本的態度として、「共感的理解(empathic understanding)*3」、「純粋性/自己一致(genuineness/self-congruence)*4,*5」、「無条件の肯定的尊重(unconditoinal positive regard)*6」の3つが特に重要であるとの結論に至りました(the three 'Core Conditions')。

その基本的態度を保持したうえで、カウンセラーは来談者の話を遮ることなく傾聴に徹する「積極的傾聴(active listening)*7」という手法をとることがカウンセリングにおいて最も効果的であると結論付けました。

現在、ロジャースのカウンセリング理論は、多くの心理臨床家にその価値を認められ、特に「カウンセラーの基本的態度(the three 'Core Conditions')」の概念は、カウンセラーだけでなく、対人援助に携わるすべての人に必須のものとして受け入れられ実践されています。


*3 共感的理解(empathic understanding):来談者の感じている苦悩や悲哀、怒りといった感情体験を最大限の想像力と共感能力を働かせてカウンセラー自身の感情として体験し、深い次元で共感的に理解しようとすること。

*4 純粋性(genuineness):「カウンセラー」や「治療家」といった役割アイデンティティで自身を覆い隠してしまうことなく、「ありのままの純粋なひとりの人間」として来談者との対話に臨むこと。

*5 自己一致(self-congruence):自己概念(self-concept)と自己経験(self-experience)が矛盾がなく一致していること。つまり自分自身の心理的な問題を既に解決していて、心に苦悩や葛藤がない状態であること。(カウンセラーは自己の内面をよりクリアにしていくトレーニング(スーパーヴィジョン、教育分析)を継続的に受け、より高い自己一致の状態を保てるように日々研鑽します。)

*6 無条件の肯定的尊重(unconditoinal positive regard):「無条件の受容(unconditional acceptance)」ともいいます。カウンセリングの場において、来談者が自由な話題で話すことを保証し、来談者の表現する感情体験、社会に対する態度、価値観の宣言、人生の選択などすべてにおいて、無条件に肯定的に受け容れること。

*7 積極的傾聴(active listening):カウンセラー自身の意見や考えを述べるのは最小限度におさえて、来談者の話す内容に集中して親身になって丁寧に傾聴すること。話の途中にカウンセラーの意見を介入させることで来談者の話したかった内容が遮られてしまい、話したいことを十分に話せないといった事態を極力回避します。

認知行動療法(CBT)

認知行動療法(CBT)

「認知行動療法(Cognitive Behavioral Therapy/CBT)」は、元々はうつ病の治療のために開発された心理療法ですが、現在では不安やストレスへの対処、感情と行動のコントロールなど、様々な悩みや問題に適用されています。

認知行動療法では、私たちの「感情・身体反応・行動」は、外的な出来事そのものではなく、各人がその出来事を「どのようにとらえるか」によって引き起こされると考えます。出来事に対して自動的に頭の中に浮かぶ「考え(自動思考)」が「気分や行動」に強い影響を与えていると考えます。

認知行動療法では、カウンセラーの支援のもと、自身の考え方の傾向(クセ)に気づき、それらが気分や行動にどのような影響を与えているかを日常生活の中で繰り返し観察し、意識化していきます。

最終的には、来談者が柔軟で多面的な思考を身につけ、自己肯定感を高め、自らの力で種々の問題に対処する認知能力と行動力を獲得することを目指します。


認知行動療法は、全体の流れがある程度決まっており、およそ12~16回の面接で終結を目指します。

■ 技法と全体の流れ

① 問題と目的・目標を考える

② 認知・感情モデルを学ぶ

③ 認知・感情モデルにあてはめて問題の成り立ちをみる
  ・気分/考え/行動の客観化
  ・問題の明確化
  ・認知モデルの理解

④ 現在の問題
  ・悩み事と関連する出来事を振り返る

⑤ 目標設定
  ・現実的に達成可能な目標を設定する

⑥ 生活リズムの改善
  ・生活リズムを改善することによる気分の変化を確認する

⑦ 行動活性化
  ・行動することによる気分の変化を確認する

⑧ セルフモニタリング(自己観察)
  ・メタ認知能力の向上
  ・認知モデルの理解を深める
  ・考え方のクセをみつける

⑨ その他の技法(目的に応じて選択)
  ・認知再構成法(コラム法)
  ・問題解決技法
  ・対人関係療法
  ・アサーション・トレーニング
  ・リラクゼーション技法
  ・段階的エクスポージャー
  ・スキーマに取り組む
  ・読書療法  など

⑩ 知識と技術の応用・般化

⑪ 再発予防対策

⑫ 終結

⑬ フォローアップセッション


■ 認知行動療法の到達目標

① 自分の「気分」「考え」を客観視できる 。

② 自分の「考え方のクセ」に気づき、適切に修正できる 。

③  問題解決に向けた具体的な行動がとれる 。

うつ病の再発予防・復職支援

うつ病の再発予防・復職支援

うつ病、適応障害、不安障害の再発予防と復職を目的としたカウンセリングを行っています。

主に以下のことを話し合い、生活の中でスモールステップで実践していきます。

・生活リズムの改善
・行動活性化
・職場環境調整/復職支援
・家庭環境調整
・ストレス対策

マインドフルネス心理療法

マインドフルネス心理療法

「マインドフルネス」という言葉は、元々は仏教の思想から生まれた言葉ですが、現在では医学や心理学の分野でも使われるようになりました。

アメリカ・マサチューセッツ医科大学のジョン・カバット・ジン(Jon Kabat-Zinn 1944- )によって「マインドフルネス(Mindfulness)」という概念が提唱され、マインドフルネス心理療法が誕生しました。

「マインドフル(Mindful)」とは、次のような心の状態をいいます。

「他者からの、または、自分自身の評価、判断にとらわれず、『いま、ここ』に注意を向けている状態であり、ネガティブな感情もポジティブな感情も客観的にとらえている、または、味わっている状態であり、また、いま自分が行っている行動や頭の中にある思考、心にある感情を客観視しながら、受け入れている状態」

このようなマインドフルな意識状態を保てるようになると、ストレスや緊張が低減し、心身の状態が改善されることが医学的に証明されています。

マインドフルネス心理療法では、マインドフルな意識状態を自ら作り出せるようになり、日常生活の中で保持できるようになることを目指します。

バイオフィードバック療法

バイオフィードバック療法・ストレス緩和

生活習慣の乱れやストレスなどで自律神経(交感神経・副交感神経)のバランスが崩れます。その状態が長く続くと、うつ病などの精神症状や自律神経失調症などの身体症状が現れるようになります。心身の状態を改善するためには自律神経のバランスを整える必要がありますが、その方法の一つに「バイオフィードバック療法」という治療法があります。

「バイオフィードバック」とは、心拍や脳波などの生理活動の状態を特殊な計測器で測定し、その測定結果をグラフや音などで被験者に伝え返す(フィードバックする)という方法の総称です。たとえば、病院で目にする心臓の動きを可視化する心電図のグラフや音は、本人が自分の状態を知ることができるという点でバイオフィードバックに近いものといえるでしょう。

バイオフィードバックをとおして、自分が主観的に感じている体の感覚と、計測器による客観的な身体の状態を照らし合わせることができ、「どういう感覚でいるときが『安定した状態』なのか」「どうすればその『安定した状態』を保てるか」を感覚的、直感的に理解できるようになります。

「心と体の心地よい状態」を意識的に保てるようになること、そして「気分の落ち込みやイライラなどの感情をコントロールすること」がバイオフィードバックの最終目標です。バイオフィードバックは、近年多くの病院で導入され、自然治癒力を引き出し、副作用なく心身の様々な病気を改善する療法として注目されています。




初めてカウンセリングを受ける方へ


初めてのカウンセリングは、誰でも不安でいっぱいです。
いざ、カウンセリングを申し込もうと思っても、不安と緊張でなかなか一歩を踏み出せないものです。


・・・カウンセラーってどんな人かなぁ…

>>>臨床心理の専門家がお話をうかがいますので、どうぞご安心ください。


・・・初めての人と話をするのって緊張するなぁ…

>>>初めてのご来室の際、みなさん緊張していらっしゃいます。お話をしているうちに緊張はほぐれていきます。


・・・初めての場所だし、不安だなぁ…

>>>大通りに面したマンションの一室ですが、建物内は人の出入りは少なく、とても静かです。建物内で人と会うことはほとんどありませんし、オフィスの看板は出していませんので、カウンセリングに来ていることは誰にも気付かれません。


・・・カウンセリング(初回相談)って何をするのかなぁ…

>>>初回相談では、悩んでいること、お困りのこと、目的についてお話をうかがい、カウンセリングについてご説明します。不安に思っていること、分からないことがありましたら、ご遠慮なくお尋ねください。


・・・どれだけのお金がかかるのかなぁ…

>>>初回相談では60~70分で8,000円を頂いています。時間延長による追加料金や入会金などは一切かかりません。


・・・話すことがすごく苦手なんだけど…

>>>話すことが苦手な方もたくさんいらっしゃいます。初回相談では十分に時間をお取りしていますので、来談される方に合わせてゆっくりとお話をうかがいます。


・・・話したくないこともあるんだけど、話さないといけないのかなぁ…

>>>話したくないことを無理にお話しする必要はありませんし、カウンセラーが無理に情報を聞き出そうとすることもありません。


・・・わたしの悩みは良くなるのかなぁ…

>>>カウンセラーは高度な専門知識と多くの臨床経験を積み重ねています。自分の力では解決できない深刻な悩みでも、カウンセラーとの対話を通して解決の糸口を見つけていくことは可能です。


・・・他の人はどんな悩みを相談してるのかなぁ…

>>>みなさん、いろいろな悩みでお越しになります。よくある相談内容としては、対人関係の悩み、仕事の悩み、生き方・性格について、将来の不安、などです。( 詳しくはこのページの下方をご覧ください。)


・・・みんなどうやって申し込んでるのかなぁ…

>>>ホームページを見て申込みされる方が8割、紹介で来られる方が2割くらいです。 申込み方法は、メールが8割、電話が2割くらいです。 電話だと緊張してしまいそうという方は、メールフォームからお申込みください。


・・・申込みのときなんて言えば(書けば)いいのかなぁ…

>>>お電話では、初回相談を希望する旨を一言お伝えください。 メールフォームでは「希望の予約日時」のみをお知らせいただければけっこうです。 かしこまったあいさつや相談内容の説明は必要ありません。


初めてお越しになる方の不安な気持ちに寄り添って対応させていただきます。
どうぞご自身のペースで一歩を踏み出してください。

お会いできることを心よりお待ちしています。


 神戸心理カウンセリングオフィス
 代表 池田 広治







他の人はどういう相談をしているの?

相談内容は人により様々です。大きく分けると、人間関係、仕事、性格、生き方、心身の症状についての悩みのいずれかになります。


人間関係の悩み
・恋人、配偶者から暴言や暴力を受けている。
・親子、兄弟、親戚、友人との関係が苦痛。
・親(子ども)へのイライラ、怒りがおさまらない。
・人と関わると緊張してぎこちなくなる、会話ができない。
・心の病を抱えている家族、恋人との関わり方が分からない。
仕事についての悩み
・職場で上司や同僚と関わるのが苦痛。
・やらなければいけない仕事と分かっていながら手をつけられず苦しい。
・一日中仕事のことが頭から離れず疲れてしまう。
・日曜日の夕方頃からひどく憂うつになる。
・仕事の日の朝、起きるのがつらい。
・仕事が苦痛でやる気が出ない。やりがいが感じられない。
性格についての悩み
・自分に自信が持てない。
・人の顔色ばかり気にしてしまう。
・嫌なことからすぐに逃げてしまう。
・気になっていることを際限なく考えてしまい、頭から離れない。
・対人緊張が強く、会話ができなくなる。人を避けてしまう。
・感情の波が激しくてつらい。感情のコントロールができるようになりたい。
・アダルトチルドレンではないかと思う。性格を変えたい。
心身の症状についての悩み
・病院通い、薬をやめたい。
・憂うつ、不安、うつ状態が苦しい。その状態を抜け出したい。
・パニック発作、強迫観念をなくしたい。
・身体の不調(自律神経失調症)を改善したい。
・不眠、早朝覚醒を治したい。
・依存症から抜け出したい。
生き方についての悩み
・生きている意味が分からない。
・生きるのがつらい、消えてしまいたい。
・自分のことが嫌いでたまらない。
・仕事に就きたくない。就かなければと思うが避けてしまう。
・恋人が欲しい。結婚したいがうまくいかない。
・自分のことが分からない。自分は何をやりたいのか分からない。
・悲しみを乗り越えて生きられるようになりたい。