栄養療法4(カルシウム・亜鉛 )


栄養療法 4 心と体が健康になる食生活(カルシウム・亜鉛)


「カルシウム」を摂って精神の安定を

「カルシウム」が不足すると、次のような症状があらわれます。

・骨が弱くなる
・手足のしびれ、足をつる
・不整脈、動脈硬化、高血圧
・イライラしやすくなる
・落ち着かなくなる
・集中力がなくなる
・飽きっぽくなる

カルシウムは日本人に不足しがちな栄養素です。カルシウムは、骨や歯を丈夫にするだけでなく、神経の興奮を抑え、自律神経のバランスを安定させる働きもあります。不足すると、ささいなことでイライラして怒りっぽくなったり、落ち着きがなくなったり、神経過敏により睡眠障害(不眠、早朝覚醒)が起こるなど心の不調が起こりやすくなります。



高血圧、動脈硬化の予防にも

細胞分裂や代謝を促す働き、心臓の正常な鼓動を維持しているのもカルシウムが重要な働きをします。カルシウムが不足すると、骨が弱くなる、アレルギーが出る、不整脈、足がつる、手足のしびれなどの身体の不調も出やすくなります。また、カルシウムには血行を良くする働きもあり、高血圧や動脈硬化のリスクを低減します。



くだものと一緒に乳製品を食べよう!

カルシウムの多く含まれる食べ物は、牛乳、ヨーグルト、チーズ、小魚、大根の葉、小松菜、大豆食品、ごま、ひじき、ナッツ類などです。乳製品に含まれるカルシウムの吸収率は40~50%、小魚は20~30%、青菜類は10~20%程度といわれています。(研究者により異なる意見もあります。)このように牛乳やチーズ、ヨーグルトなど乳製品のカルシウムは吸収効率が高いため、日々の食事やおやつに取り入れるとよいでしょう。また、酢やレモン、リンゴなどに含まれるクエン酸を一緒に摂ることで、さらにカルシウムの吸収率が高まることもわかっています。 リンゴ+ヨーグルトが美味しくて最高の組み合わせですね。



「亜鉛」は精神を安定させるミネラル

「亜鉛」を多く含む食べ物は、牡蠣、牛肉、豚肉、するめ、ホタテ貝などです。 亜鉛は、神経伝達物質の合成の際に必要となり、脳の働きを高めて精神を安定させます。亜鉛が不足すると、記憶力や思考力の低下、気分の落ち込みなどうつ病の症状があらわれます。また、亜鉛にはインスリン分泌を調整する働きがあるので、不足すると血糖値が乱高下しやすくなり「低血糖症」になるリスクが高まります。(「低血糖症」についてはこちら。)また、不足すると抜け毛、肌荒れ、免疫力の低下、味覚障害などの身体症状も起こりやすくなります。 亜鉛は生命維持に必要な酵素が正常に働くための必須のミネラルです。 亜鉛は鉄やカルシウムなどのミネラルと同様、吸収されにくく不足しがちなミネラルです。うつ症状のある場合は亜鉛不足の可能性もあります。肉類、貝類を積極的に摂り、さらにサプリメントで補充してもよいでしょう。




脳科学から見た「やる気」の出し方 / 人間関係を改善する方法 / 栄養療法1(鉄分)/ 栄養療法2(ビタミンB群)/ 栄養療法3(たんぱく質)/ 栄養療法4(カルシウム・亜鉛)/ 栄養療法5(低血糖症)/ 栄養療法6(オメガ3脂肪酸)/